個人的こんな方におススメ♬
1955年発表の古典ミステリの紹介です。皆さんは日本三大名探偵をご存知ですか?明智小五郎、金田一耕助、神津恭介です。以外に知られていないのが3人目の神津恭介。そこで、今回は高木彬光作神津恭介シリーズの代表作をご紹介します。
ズバリ、この作品は、
また、この作品は殺人よりも先に人形が同じように殺されてしまいます。これは、何故先に人形で見立て殺人が行われるのか?というワイダニットがテーマになっています。それが明らかになったとき、「なるほど~」と驚嘆せざるをえない仕上がりになっているんです。
概要
衆人環視の中で、施錠されたガラス箱から突如消えた“人形の首”。その直後の殺人現場には、無残な首なし死体と、消えたはずの人形の首が転がっていた。それは名探偵・神津恭介への挑戦状なのか……。大胆不敵にも、殺人を犯す前に必ず残酷な人形劇で殺人を予告する、その悪魔の正体は!? 復讐に燃える犯人の陰惨な罠。神津恭介が奇怪な謎に挑む、本格推理の名作。
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RKOの個人的おススメ指数
謎の素晴らしさ: B(王道本格ミステリ)
文章構成: B(時代を感じますがやはり王道ですね)
登場人物: B(天才探偵感があまり出ていないか・・・)
読みやすさ: A(安定感があり読み応えあります)
再読したい度: B(何度も読みたくなる中毒性)
時代は感じるけども、トリックや人形が殺される理由はとても面白いです。
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感想
知りたい・・・っていいながら、実はシリーズ3作目。個人的には一番好きな作品ですので挙げさせていただきました。ちなみに第1作は刺青殺人事件。こちらも人気作品ですので要チェックです。
人形がなぜ殺されるのか?というワイダニットがテーマ。古典ミステリに入りますが、やはりさすがの安定感で最後まで飽きずに読めてしまいます。
しかしながら、まさかの神津恭介が大苦戦。笑
恐らくミステリー好きが読むと、「天才探偵じゃないのかよ・・・」という若干のイライラは募るかもしれません。ただ、なぜ殺されるのか?という部分は「なるほどね」と納得すること間違いなし。
日本三大探偵(明智小五郎、金田一耕助、神津恭介)の作品ですので、是非後学のために勉強させていただきましょう。