『仮面山荘殺人事件/東野圭吾』:東野圭吾の本格ミステリーを読みたい人におススメ♬

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個人的こんな方におススメ♬

今回は、1995年発表東野圭吾作品、王道ミステリー。東野圭吾さんというと、①すぐに映画化される、②映画では感動ものとして宣伝される、③ガリレオ、というイメージでしょうか(私だけ?)。

ただ、この作品は館もの、しかもクローズド・サークル(閉じ込めれらた空間で事件が起きる)という事で、ミステリー好きの読者に真っ向勝負を挑んでいます。しかも、クローズド・サークル発生方法が「強盗に侵入されて出られない」なんてワクワクするじゃないですか!

ズバリ、この作品は、

『東野圭吾の推理小説だ!絶対に解き明かしてやる!』人向けです。

 

概要

8人の男女が集まる山荘に、逃亡中の銀行強盗が侵入した。外部との連絡を断たれた8人は脱出を試みるが、ことごとく失敗に終わる。恐怖と緊張が高まる中、ついに1人が殺される。だが状況から考えて、犯人は強盗たちではありえなかった。7人の男女は互いに疑心暗鬼にかられ、パニックに陥っていった……。

 

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RKOの個人的おススメ指数

謎の素晴らしさ: A(大変良く練られたプロット)

文章構成: A(基本的には山荘で起こる事件を中心に進みます)

登場人物: A(キャラの色はそこまで濃くはないですが個性は出ています)

読みやすさ: A(読みやすいです)

再読したい度: A(後で読み返すかも)

おススメ指数 A
こんな展開ってある?どうなんの?お~!って展開です

 

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感想

いやー。良いですよー。読んで後悔はしないのではないでしょうか。ミステリーのトリックが出尽くされてきた中で、それを超えようと捻りだした素晴らしいアイディアだと思います。クローズド・サークルをこういう形でつくりあげて、こういう特殊な状況を、っていうとネタバレになってしまいますのでやめますが、ページ数も少なくサクッと読めますので、是非とも読んでみてください。

やっぱり、特殊な状況になると人間の本性も出ますし、そこからが面白くなってきますよね。クローズド・サークルの醍醐味といえましょう。

東野圭吾さんの作品は最近のものしか知らない方も、東野圭吾が手掛ける王道ミステリーを堪能してください!

 

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