『葉桜の季節に君を想うということ/歌野 晶午』:読みながら、「アレっ?」という感覚になりたい人におススメ♬

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個人的こんな方におススメ♬

こんにちは、RKOです。本日は2003年発行歌野晶午さんの作品です。自称何でもやってやろう屋の成瀬という男が霊感商法の調査を行う中で・・・という話です。概要にもありますのでネタバレにはならない程度で言いますが、たぶん不思議な感覚に陥るのではないでしょうか。

ズバリ、この作品は、

『小説を読みながら”なんともいえない不思議な感覚”を味わいたい人』向けです。

 

 

いやーこの手があったかー。笑

 

概要

素人探偵のもとに持ち込まれた霊感商法事件の意外な顛末、そして…。あなたは最後の一文まで、ただひたすら驚き続けることになる。
「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った麻宮さくらと運命の出会いを果たして——。あらゆるミステリーの賞を総なめにした本作は、必ず二度、三度と読みたくなる究極の徹夜本。第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞受賞。

 

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RKOの個人的おススメ指数

謎の素晴らしさ: B(個人の好みがあるかも)

文章構成: A(現代と過去を行ったり来たりします)

登場人物: B(これも個人の好みがあるかも)

読みやすさ: A(大変読みやすいと思います)

再読したい度: C(ある理由で・・・)

おススメ指数 B
ハマる人にはハマるし、ハマらない人にはハマらないかも。でも読まないと自分がどっち派かわかりません。笑

 

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感想

タイトルと内容がまったく一致しないじゃないかー!っと突っ込みをいれたくなる冒頭。その時点でこの小説の罠にはまっておりました。確かにこの作品はフェア・アンフェア論争(読者への説明に不足がなかったかどうか)が起きますね。

 

つまり「これだけでわかるわけないだろー」というタイプと、「騙されたー」というタイプにキレイにわかれると思います。ちなみに私の意見も「少々説明不足かなー?」とは感じました。ただ、どちらのタイプもそうですが、純粋にびっくりすると思います。

 

この不思議な感情は読まないとわからないし、他の作品では味わえないですので、小説を純粋に楽しみたい人はお試しいかが?

 

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