『レーン最後の事件/エラリー・クイーン』:普及の名作「悲劇四部作」全てのミステリーファンにおススメ♬

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個人的こんな方におススメ♬

こんにちは、RKOです。エラリー・クイーン作悲劇4部作の最終作です。とうとう来てしまいましたね、最終回が・・・。連続ドラマの最終回のような気持ちになるでしょう。ちなみにこのブログが終わるわけではありません。笑

もちろん、前作(X、Y、Zの悲劇)を見ていない方は先にこちらをチェックしましょう。

 

 

 

 

 

ズバリ、この作品は、

『前作を読んで、最終作を楽しみにしている』人向けです。

 

概要

髭をまだらに染めた異様な風体の男がサムのもとを訪れた。一通の封筒を預けて男は消えたが、同じ頃博物館でシェイクスピアの稀覯本すり替え事件が起きる。サムの要請に応じ、ドルリイ・レーンが世界文学史を根底から覆す大事件の謎に挑む。X、Y、Zに続く四部作の掉尾を飾る、巨匠の代表的傑作。改訳決定版。

 

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RKOの個人的おススメ指数

謎の素晴らしさ: A(複数の謎が複雑に絡み合っています)

文章構成: S(良く練られていますね)

登場人物: S(前作に続き主要キャラは引き続き登場)

読みやすさ: B(シェイクスピアのくだりは正直難しかったかな)

再読したい度: A(近いうちに再読するでしょう)

おススメ指数 A
これで終わってしまうのが悲しいですね。もう少しこの世界を感じたかった。

 

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感想

もちろん、この作品が起承転結の「結」です。この作品だけでも面白いですが、是非Xの悲劇から読んでいただきたいです。

 

やはり、過去作品3作を全て読んだあとにこちらを読むと様々なことを感じるのではないでしょうか。この4部作には栄光、挫折、苦悩といった人間の感情が うまく表現されています。当時、探偵が1人の人間として悩み、苦闘する姿をここまで表現した推理小説は珍しかったのではないかと思います。それだけにこの作品は深みがあるし、シリーズとしての重みも感じられます。

 

後世の多くの作品に影響を与えたこの作品、今からでも遅くありませんので未読の方は是非ご一読ください。

 

 

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