作品紹介
こんにちは、RKOです。本ブログ初めて映画紹介をしたいと思います。といっても元ネタは伊坂幸太郎の小説です。どうして、今回は指向を変えて映画になったかといいますと、この小説は音楽が占める要素が大きいんですよ。
その名は「ボブディラン」。ノーベル平和賞に選出されたミュージシャンです。この映画では神様として彼の「風に吹かれて」が非常に効果的に使われております。
なお、小説もご紹介致します。余裕があればこちらを読んでから映画をご覧いただくことをおススメ致します。
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ストーリー
大学入学のために単身仙台に引っ越してきた19歳の椎名(濱田岳)はアパートに引っ越してきたその日、奇妙な隣人・河崎(瑛太)に出会う。彼は初対面だというのにいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的はたった一冊の広辞苑。そして彼は2年前に起こった、彼の元カノの琴美(関めぐみ)とブータン人留学生と美人ペットショップ店長・麗子(大塚寧々)にまつわる出来事を語りだす。過去の物語と現在の物語が交錯する中、すべてが明らかになった時、椎名が見たおかしくて切ない真実とは・・・。
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感想
序盤では「一緒に本屋を襲って広辞苑を奪わないか?」⇒「ん?」という理解だったのが、ストーリーが進行するにしたがって「そうか、そういう事だったのか」とスっと入っていく感じは映画でも楽しむことができました。映像化不可能といわれた作品をこうもうまく具現化できているところは評価できます。
特に、良かったのが瑛太さんの演技ですね。この映画、瑛太さんが演じる登場人物の演技で良し悪しが決まると思っていましたが、見事に演じ切っていますね。
ボブディランを聞きながらゆったりと進行するこの作品、終わったときにはなんともいえない不思議な後味を感じることができるでしょう。
本当にボブディランが神様に思える作品