個人的こんな方におススメ♬
こんにちは、RKOです。本日は筒井康隆”大先生”の作品、「ロートレック荘事件」です。実は私、大阪生まれ大阪育ちなんですが、恥ずかしながら筒井康隆さんって、
「ビーバップ!ハイヒール」という番組のコメンテーターっていうイメージしかありませんでした。笑
まさか作家さんとは・・・。やしきたかじんが”歌手”だったというのも正直受け入れられなかったですが・・・。いや今日はそういう話ではないですね。
実は今日の作品は筒井康隆先生の珍しい推理小説ものでございます。これがなかなかのトリックで完成度の高い作品。ページ数も少ないのでサクッと読めるしおススメなんです。
ズバリ、この作品は、
推理小説史上初のトリックを勉強させてもらいましょう(^^)
概要
夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。ロートレックの作品に彩られ、優雅な数日間のバカンスが始まったかに見えたのだが……。二発の銃声が惨劇の始まりを告げた。一人また一人、美女が殺される。邸内の人間の犯行か? アリバイを持たぬ者は? 動機は? 推理小説史上初のトリックが読者を迷宮へと誘う。前人未到のメタ・ミステリー。
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RKOの個人的おススメ指数
謎の素晴らしさ: A(詳しいことは言わないので読んでほしい)
文章構成: B(オーソドックスで無駄な描写は一切なし)
登場人物: C(意図的なのか登場人物にそこまで色を出していません)
読みやすさ: A(ページ数も少なく読みやすい)
再読したい度: B(読んだ時の満足感は高いです)
少ないページ数で高い満足感。サクッと読んで楽しめます。
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感想
筒井康隆先生といえば、”時をかける少女”が有名かと思いますが、この作品は珍しく推理小説ものという事で最初は不安感もあったんですが、これがなかなか面白い。しっかりとしたミステリーであり、非常にプロットも良く練られております。
一番素晴らしいところは無駄な描写を省き、少ないページ数で作者も納得できる構成にしているところでしょう。本当にサクッと読んで楽しめますので、非常におススメです♬
詳しいことは言えませんが、読んでいただければこの作品がどうして色々なところで語られるか理由がわかるはず。宝箱を開ける感じでワクワクしながら読んでほしい一冊です。