『中途半端な密室/東川篤哉』:お得意のユーモラスな安楽椅子探偵モノ短編集

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個人的こんな方におススメ♬

こんにちは、RKOです。本日は2012年刊行、東川篤哉作「中途半端な密室」をご紹介します。東川さんのデビュー作である表題作を含む5編を収録した短編集です。

東川篤哉さんの作品では「謎解きはディナーのあとで」があまりにも有名ですが、ユーモアのある会話で進行するユーモアミステリーの書き手として著名な作家さんですね。

本作は、5編全てが「話を聞いただけで事件を解決する安楽椅子探偵モノ」です。ユーモラスな会話で進行しながらもトリックもしっかり練られたミステリーであるため、ミステリー初心者でも気軽に読むことができる作品に感じました。

ズバリ、この作品は、

『ユーモアミステリーに興味がある』人向けです。

 

概要

テニスコートで、ナイフで刺された男の死体が発見された。コートには内側から鍵が掛かり、周囲には高さ四メートルの金網が。犯人が内側から鍵をかけ、わざわざ金網をよじのぼって逃げた!?そんなバカな!不可解な事件の真相を、名探偵・十川一人が鮮やかに解明する。(表題作)謎解きの楽しさとゆるーいユーモアがたっぷり詰め込まれた、デビュー作を含む初期傑作五編。(「BOOK」データベースより)

 

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RKOの個人的おススメ指数

謎の素晴らしさ: B(色んなトリックを楽しめるお得感あり)

文章構成: B(読者への挑戦状もついているお話もあります)

登場人物: B(独特のユーモアな語り手が◎)

読みやすさ: S(背景描写が本当に上手くて読みやすいです)

再読したい度: A(ゆるーく読めるのは魅力的)

おススメ指数 B
軽いんだけどトリックはちゃんとしている不思議ミステリー。(笑)

 

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感想

本作は、東川さんのデビュー作「中途半端な密室」と、探偵役・山根敏とワトソン役・七尾幹夫という学生コンビを主人公とした短編4編の計5編を収録した短編集です。

5編全てが安楽椅子探偵モノということで元々事件の緊迫感が伝わらないスタイルだと思うんですが、ユーモアのある会話で進行しますので、楽しく推理できるミステリーという印象を受けました。とはいえ、ミステリー部分としてはしっかりとしていますので、ユーモアミステリーに興味がある方には、気軽に読むことができる最適な作品なのではないでしょうか。

一方で、ユーモアミステリーの欠点は、「好き嫌いが分かれること」。作者さんの笑いにハマらない人は面白さが半減すると思いますので、こればかりは読んでみないとわかりませんね。個人的には、東川さんのユーモアセンスはそんなに極端ではないと思うので、安楽椅子探偵モノに興味があって、気軽に読める作品を探している方にはおススメできると思っております。(合わなかったらごめんなさい)

東川さんお得意のユーモラスな会話で進行する短編ミステリーです。東川さんのファンであればもちろん読んで損はないですし、気軽に楽しく読める作品をお探しの方は、是非とも本作をチェックしてみてはいかがでしょうか。

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