はじめに
こんにちは、RKOです。今年も劇場版・名探偵コナンの時期がやってきました。実は私、名探偵コナンの大ファンで、アニメは毎週チェックし、劇場版も毎年映画館に足を運んでおります。
ミステリー好きとしても、「犯人は誰かな?」と楽しく推理しながら鑑賞できる作品ですので、ファンの方も多いかと思います。
昨年の映画・「名探偵コナン ゼロの執行人」 (2018)は、安室透効果で興行収入も過去最高を大きく更新しましたので、今年の作品は前作の興行収入を超えるのか、大きな期待が寄せられております。
最新作のご紹介 名探偵コナン 紺青の拳
最新作は、2019年4月12日公開です。紺青の拳と書いて、「こんじょうのフィスト」と読むそうです。今回は怪盗キッドと園子の彼氏・京極真がキーパーソンとしてフィーチャーされていますね。
名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)-公式予告映像
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鑑賞報告(ネタバレなし)
はじめにこんにちは、RKOです。本日、「劇場版 名探偵コナン」最新作を鑑賞してきました。興奮冷めやらない中今回はこちらを記事にしたいと思います。※ネタバレのないようにご紹介しますが、気になる方は鑑賞後にご覧ください毎[…]
犯人の動機について
毎年、楽しみにしている中で一つだけ気になる点があることがあります。それは、動機がメチャクチャな時があること。もちろん、殺人(殺人未遂)はやってはいけない事ですが、「そんな理由でやっちゃう?」と不思議に思えることが多いのです。
ミステリーでは、ワイダニットという言葉があります。
ワイダニットとは
ミステリにおいて、“何故犯行は行われたか”と動機に焦点をあてる考え方。またはミステリを分類する上での一項目。
ミステリー小説では、フーダニット(誰がやったのか?)、ハウダニット(どうやってやったのか?)と同様に重要視されます。この動機が弱ければ、「そんなんで人を殺さないだろ」と文句を言われたりします。かといって、凝りすぎると、「動機が2時間ドラマみたい」というわけのわからない批判を受けたりします。
一方で、ワイダニットを強調するために作品中で伏線を張りすぎると、「俺、犯人わかっちゃったもんね」と言われてしまいます。そう考えると、ミステリー作家さんの努力には頭が下がります。
トンデモ動機を勝手にランキング
勿論、劇場版名探偵コナンも2時間程で事件・推理・解決・爆発(笑)という様々な要素を入れ込む必要がありますので、動機が弱くなるのは理解できます。しかしながら、「これは・・・」という動機も確かにありましたので、是非とも本ブログにて勝手にランキングにしてご紹介したいと思います。あくまで個人的なランキングですのでご了承ください。
ちなみに、本ブログには珍しくネタバレ記事になります。犯人の名前は書きませんが読んでしまうと誰が犯人かわかってしまいますので、純粋に映画を楽しみたい方は、楽しんだ後に本記事をご覧いただければと思います。
個人的第5位 名探偵コナン 業火の向日葵 (2015年)
人気アニメ『名探偵コナン』の劇場版第19弾。大富豪が集まったオークション会場で、ゴッホの名画「ひまわり」が鈴木財閥によって落札された。毛利小五郎ら“7人のサムライ”が絵画を守るために招集されたその時、突如怪盗キッドが現れ…。
— 内容(「キネマ旬報社」データベースより)
個人的第5位は、劇場版第19作・「業火の向日葵」です。ゴッホのひまわりを巡るミステリーという事で事前の期待度は非常に高いものがありました。映画館で観て唖然としました。ちょっと理解できなかったんですよね。
後々調べてみると、脚本家はドラマ「相棒」で有名な櫻井武晴さんなんですが、時間の関係で殺人事件丸々1つと様々な伏線が現場の判断で削られてしまい、全く別の作品になってしまったとか。個人的に一番盛り上がったのが、最後の来年に関する予告で、ジンによる「キール、バーボン、まさかな…」という部分でした。(笑)
犯人は、絵画鑑定士の女でした。ファンの方には申し訳ないですが、ゲスト声優さんの演技が・・・で、話にも入り込めず・・・。
犯行動機はこちらです。
(犯行動機)
本物と偽物の(ひまわり)が一緒に飾られるから
絵画鑑定士として許せなかったんですかね。問題は犯人が偽物だと言い張る「ひまわり」は論文で本物だと証明されているとの事。それを、勝手に偽物だと信じ込んで爆破しようとする、ということで正直ついていけませんでした。
勘違いというのは怖いですね。私も思い込みすぎないように注意して謙虚な姿勢で生きていこうと思います。(笑)
個人的第4位 名探偵コナン 名探偵コナン 迷宮の十字路 (2003年)
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青山剛昌原作、小学生になってしまった探偵が難事件を解明していく人気アニメシリーズの劇場版第7弾。仏像や古美術を狙う窃盗団のメンバーが次々に殺される。同じ頃京都で仏像の捜索をしていたコナンたちは窃盗団を追ううち、この殺人に気付き…。
— 内容(「キネマ旬報社」データベースより)
個人的第4位は、劇場版第7作・「迷宮の十字路(クロスロード)」です。本作は服部平次と遠山和葉がフィーチャーされた作品ですね。二人の恋愛模様も交えつつ、アクションもふんだんに盛り込まれており、非常に人気が高い作品ですね。2016年のコナン映画ランキングでは堂々の1位に選出されました。
犯人はやさしそうな男(古書店の店主)ですが、そこからの豹変ぶりは恐ろしかったですね。窃盗団「源氏蛍」のNo.2で、弁慶と呼ばれておりました。本作では窃盗だけでなく、殺人・殺人未遂・誘拐とあらゆる罪を犯しています。(笑)
この男の犯行動機はこちら。
(犯行動機)
義経になりたかったから
義経が好きすぎたために自分自身の手で義経流の道場をつくりたいと願った結果、いろいろやってしまったようです。皆さんはこれだけ愛せる偉人・有名人はいらっしゃるでしょうか。そう考えると、愛する人のために純粋に目的に向かって頑張っていたという面ではピュアな人ですね。かといって殺人はいけませんね。(笑)
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個人的第3位 名探偵コナン 天国へのカウントダウン (2001年)
青山剛昌原作、小学生になってしまった探偵が難事件を解明していく人気アニメシリーズの劇場版第5弾。キャンプの帰りに日本一の高さを誇るツインタワービルを訪れたコナンとクラスメイトたち。ところがビルの関係者が次々と何者かに殺害され…。
— 内容(「キネマ旬報社」データベースより)
個人的第3位は、劇場版第5作・「天国へのカウントダウン」です。こちらもコナン映画の中でも評価の高い作品ですね。トリックとしても練られており、クライマックスに向けての盛り上がり方も素晴らしく個人的にも大好きな作品です。
犯人は画家の男でしたね。山の上に住居を構えておりました。複数事件が起きますが、メインの被害者(?)は高層ツインタワーのオーナーでした。こちらはシンプルに動機を紹介します。
(犯行動機)
家から富士山が綺麗に見えなくなったから
山の上に住居を構えたのは、そこから富士山が綺麗に見えたからなんですね。それが、目の前に高層ツインタワーができてしまい富士山が真っ二つに見えるようになった。それが画家として許せなかったんでしょう。
でも良く考えてみると、ご近所問題で結構ありそうですね。例えば、隣に引っ越してきた家族が庭でバーベキューを始めるようになって煙が入ってくるとか、騒音問題であるとか・・・。
たまにこの映画を思い出して、ご近所問題についてもしっかり対処しなければならないと思うようにしています。(笑)
個人的第2位 名探偵コナン 14番目の標的 (1998年)
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謎の毒薬のせいで子どもの姿になった高校生探偵・工藤新一が“江戸川コナン”の名を使い、数々の事件を解明していくTVアニメシリーズの劇場版第2弾。毛利小五郎の周囲の人間が次々に襲われ、事件のキーワードとしてトランプが残されるが…。
— 内容(「キネマ旬報社」データベースより)
個人的第2位は、劇場版第2作・「14番目の標的(ターゲット)」です。本作は犯人役の吹き替えをフリーザ(ドラゴンボール)役でお馴染みの中尾隆聖さんが担当されましたので、多くの方は犯人が最初にわかってしまったのではないでしょうか。(笑)
犯人はソムリエでした。主な殺人の動機としては、ソムリエ生命を断たれたきっかけ(味覚障害)となる事故を起こした人への復讐ですね。この動機に関しては確かに理にかなっているかな、と思うわけです。(あくまでフィクションとしてであって、殺人はいけませんよ)
ただ、他の被害者(殺人or殺人未遂)に関しては、動機が「?」となる案件がありました。こちらをご紹介したいと思います。
(犯行動機1)
あの男はワインを適切に管理しなかった(から)
なるほど・・・。(笑)
この男はさらに、「希少なワインを買い漁っていたから」だそうです。実は私、日本ソムリエ協会認定のワインエキスパートという資格を持っておりまして、多少はワインの事を勉強しているんですね。その観点からも考えると・・・、
まあ、殺しはしないかな?(笑)
他の被害者(殺されてはいないですが)にも別の動機がありました。こちらもご紹介します。
(犯行動機2)
ワインの事を知らないくせに本を書いたから
これは結構怖いですね。だって「本書きませんか?」って言われたら本出そうと思いますもんね。今のところ予定はありませんが、もし万が一どなたかに提案されたら、この話を思い出して断ろうと思います。(笑)
個人的第1位 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼 (1997年)
超人気アニメの劇場版シリーズ第1弾。プラスチック爆弾用の火薬を盗み、次々と市街地爆破を予告する謎の男。彼と探偵コナンが繰り広げる、息詰まる闘いを描く。
— 内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
個人的1位は、記念すべき劇場版第1作・「時計じかけの摩天楼」です。アニメ版ではガス会社がスポンサーになっているため、これまでの想いを一気に爆発させたのか(?)次々と建築物が爆破されていきます。犯人はなんとその建物を手掛けた建築家の男。この動機が衝撃でした。
(犯行動機)
昔設計した建物が対称(シンメトリー)じゃないから
若い時に設計した建物は予算の問題もあり、完全な対称(シンメトリー)にはできなかったんですね。これがどうしても犯人は気に入らなかった。建築家の美学でしょうか。まあ爆破の際に誰かが犠牲になっても犯人にとってはそれは仕方がない事なのでしょう。
ただ、劇場版の「敵キャラ」としてはこれぐらい狂っている方が良いですね。名前もホームズの宿敵であるモリアーティ教授から取ってますし。個人的には20年以上続くコナン映画でも「動機の面」では破られていないのではないでしょうか。
最後に
いかがだったでしょうか。正直なところ、少し誇張して書いているところもありますので、寛大な心でお許しください。(笑) また、是非とも実際に映画を観ていただき、独自に解釈していただければと思います。
ただ改めて思うのは、短い時間の中で事件発生から解決・そして爆破まで、うまくまとめられている素晴らしい作品ばかりです。それだけに、毎年映画館での鑑賞を楽しみにできるシリーズとなっております。
今年の作品も高クオリティの作品であることは間違いないでしょう。ファンの方は、過去作品を振り返りながら最新作を楽しみにして待ちましょう。また、あまり馴染みのない方も子供から大人まで楽しめる作品ですので、もしご興味があれば是非ともチェックしていただければと思います。
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