『冷たい密室と博士たち/森博嗣』:S&Mシリーズ第2作♬

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個人的こんな方におススメ♬

こんにちは、RKOです。本日は森博嗣作、「冷たい密室と博士たち」をご紹介します。本作は、犀川助教授と西之園萌絵が主人公の「S&Mシリーズ」の第2作です。第1作は有名な「すべてがFになる」で、このシリーズは順番に読んだ方が楽しめますので未読の方は以下の記事からご覧ください。

 

rko-book.com

 

第1作の「すべてがFになる」はとにかくトリックが衝撃的な作品でした。一方、本作は派手さはないものの、非常に洗練されたトリックで安定感もあり、読みやすいミステリーといえるでしょう。メフィスト賞の関係で「すべてがFになる」の方が先に世に出ていますが、森博嗣先生の処女作はこちらの作品だったかと記憶しております。

ズバリ、この作品は、

『王道の理詰めミステリーが好きな』人向けです。

 

概要

同僚の誘いで低温度実験室を訪ねた犀川助教授とお嬢様学生の西之園萌絵。だがその夜、衆人環視かつ密室状態の実験室の中で、男女二名の大学院生が死体となって発見された。被害者は、そして犯人は、どうやって中に入ったのか!?人気の師弟コンビが事件を推理し真相に迫るが…。究極の森ミステリィ第2弾。(「BOOK」データベースより)

 

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RKOの個人的おススメ指数

謎の素晴らしさ: A(派手さはないですがとてもロジカルで好きな謎)

文章構成: B(終盤の解決パートは爽快ですね)

登場人物: A(犀川と萌絵の何気ない会話が本作品では光ってます)

読みやすさ: A(第1作と比較してかなり読みやすいです)

再読したい度: A(読み返すと納得性が高まります)

おススメ指数 A
背理法を久しぶりに思い出しました。

 

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感想

大学の実験室で二人の学生が殺害されますが、現場は完全な密室状態。偶然居合わせた犀川助教授と学生の萌絵は当日の状況を思い浮かべながら協力して真相解明にあたります。

第1作の「すべてがFになる」で、衝撃の密室トリックを目の当たりにした後ですので、本作品は一見地味に思えるかもしれませんが、事件が起こった時の状況が非常に丁寧に描かれており、密室トリックが解けたときの感動はしっかり味わえることができると思います。

森作品の素晴らしいところは、序盤では全く解けなかった謎が解決パートで明らかにされたとき、まるで良質なマジックの種明かしを見せられたかのように非常にシンプルで簡単に思えてくる点でしょう。本作でもこの爽快感を得られるように設計されております。

そして、次回作はあの「笑わない数学者」。こちらもご紹介する予定ですので、未読の方は、まず「すべてがFになる」を、その後に本作品「冷たい密室と博士たち」を読んでいただき森博嗣ワールドを堪能していただきたいと思います。

 

 

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