『ドッペルゲンガーの銃/倉知淳』:まさかの「〇〇」が登場するユーモアミステリー♬

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個人的こんな方におススメ♬

こんにちは、RKOです。本日は2018年9月刊行、倉知淳作「ドッペルゲンガーの銃」をご紹介します。2019年版本格ミステリ・ベスト10 第9位にランクインした作品です。

 

ぼーっとしたエリート刑事の兄と女子高生ミステリー作家の妹が3件の殺人事件に挑む中編ミステリーです。それだけだと普通のミステリーかもしれませんが、本作では一つの要素として、「〇〇」(伏字)が登場します。

通常のミステリーではまず登場しないであろう「〇〇」の登場により、本作はコミカル要素が追加されたユーモアミステリーとなっています。ただ、やはり倉知淳さんの作品だけあってミステリーとしての安定度も非常に高く、ユーモアを楽しみながら推理できる作品でした。

 

ズバリ、この作品は、

『ユーモアを堪能しつつ推理も楽しみたい』人向けです。

 

概要

密閉空間に忽然と出現した他殺死体について―「文豪の蔵」。二つの地点で同時に事件を起こす分身した殺人者について―「ドッペルゲンガーの銃」。痕跡を一切残さずに空中飛翔した犯人について―「翼の生えた殺意」。この謎を解くのはキャリア警察官僚の兄か、女子高生ミステリ作家の妹か、それとも…?(「BOOK」データベースより)

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RKOの個人的おススメ指数

謎の素晴らしさ: B(3編とも丁寧に構築されています)

文章構成: B(パターン化されているので安心して読めます)

登場人物: A(「〇〇」の出現がストーリーを面白くしています)

読みやすさ: A(ライトで読みやすいですが推理も楽しめます)

再読したい度: B(次回作は女子大生作家になるんでしょうか)

おススメ指数 B
ライトながら本格推理も楽しめる良作でした。

 

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感想

女子高生ミステリー作家の妹が、ミステリー小説のネタ集めのため、警視庁のエリート刑事である兄に頼み込み、難事件を推理します。不審に思われた場合は、「インターンシップです」と言って乗り切る妹。(笑) 兄を”ポンコツ”(失礼)と呼ぶ自信満々の妹は、自分自身が事件を解明できるはずと積極的に捜査に介入していきます。

 

本作は兄と妹のコミカルでライトな会話を中心にサクサク進みますので、気軽に1話ずつ楽しめるようになっています。兄の事を「ポンコツ」呼ばわりしたり、「インターンシップ」と言いながら操作に介入しますので、非現実的な展開が苦手な方にはおススメできませんが、ユーモラスなミステリーが好きな方は楽しめるかと思います。

 

そして「〇〇」の存在。本ブログではあえて詳細を語りませんが特異な設定である事には間違いありませんので、楽しくミステリーを読み進めたい方は本作をチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

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