『詩的私的ジャック/森博嗣』:S&Mシリーズ4作目♬

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個人的こんな方におススメ♬

こんにちは、RKOです。本日は1997年刊行、森博嗣作「詩的私的ジャック」をご紹介します。本作は犀川助教授と西之園萌絵が活躍するS&Mシリーズ4作目ですね。

これまでも密室事件を多く扱ってきた本シリーズですが、本作はなんと『密室×3』という密室オンパレードの作品です。萌絵と犀川との関係にも進展があるのかどうなのか気になりますね。いつもの専門的知識を交えた理系ミステリーの要素に、本作では詩的な文章を加えて少し文学的な表現も追加された作品となっております。

S&Mシリーズを未読の方は、是非とも第1作の「すべてがFになる」からチェックしていただきたいと思います。

 

rko-book.com

 

 

ズバリ、この作品は、

『S&Mシリーズ過去3作を読んでいる』人向けです。

 

 

概要

那古野市内の大学施設で女子大生が立て続けに殺害された。犯行現場はすべて密室。そのうえ、被害者の肌には意味不明の傷痕が残されていた。捜査線上に上がったのはN大学工学部助教授、犀川創平が担任する学生だった。彼の作る曲の歌詞と事件が奇妙に類似していたのだ。犯人はなぜ傷痕を残し、密室に異様に拘るのか?理系女子大生、西之園萌絵が論理的思考で謎に迫る。 (「BOOK」データベースより)

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RKOの個人的おススメ指数

謎の素晴らしさ: B(密室×3ですが本質はそこではないかも)

文章構成: B(犀川の思わせぶりな態度で引っ張られます)

登場人物: B(萌絵と犀川の関係がどうなるかがお楽しみポイントに)

読みやすさ: B(いつもより詩的な文章が多いです)

再読したい度: C(そういや本作は1回しか読んでないな(笑))

おススメ指数 B
森ミステリーと音楽という不思議な融合作品でした。

 

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感想

本作は大学で起きた密室事件から始まります。被害者は下着しか身につけておらず、腹部には傷がつけられていました。2か月後、同じような状況で第2の密室殺人が発生。どうして被害者は密室でこのような状態で殺されていたのか?前作に続いてN大の助教授・犀川とお嬢様女子大生・西之園萌絵が事件に挑みます。

本作の見どころは「密室事件のオンパレード」を楽しむことではありますが、今回興味深かったポイントは「なぜ被害者は下着しか身に着けておらず、下腹部にそれぞれ傷がつけられていたのか?」というワイダニットだと感じました。読んでいる時はさっぱりわかりませんでしたが、解決パートを読んでスッキリできる内容でした。

また、本作でも犀川と萌絵のユニークな会話は健在です。本シリーズはどの作品もボリュームがあるんですが、何気ない会話でも楽しく読めるのでどんどん読み進めることができます。一方、二人の会話がハマらなければ退屈に感じるかもしれません。その辺りは好みが分かれるところかと個人的には思います。

S&Mシリーズ4作目も密室を扱った作品です。主人公二人の関係性も気になるところ。興味を持った方で本シリーズを未読の方は、まず第1作の「すべてがFになる」から是非読んでいただきたいと思います。

 

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