『かがみの孤城/辻村深月』:2018年本屋大賞受賞作♬

個人的こんな方におススメ♬

 

こんにちは、RKOです。本日は2017年刊行、辻村深月作「かがみの孤城」をご紹介します。言わずとしれた有名作品で、2018年本屋大賞受賞作ですね。

 

本屋大賞受賞作といえば、今や芥川賞・直木賞受賞作を凌ぐ売り上げ部数を誇り、書店員さんの声を拾い上げるための大変貴重な賞であるといえます。辻村深月さんはメフィスト賞・直木賞も受賞しておりますが、本屋大賞受賞作である本作も期待通りの良質ミステリーを堪能できます。

 

ズバリ、この作品は、

『伏線がキレイな心揺さぶられるミステリー』人向けです。

 

概要

 

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。(「BOOK」データベースより)

 

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RKOの個人的おススメ指数

 

謎の素晴らしさ: A(伏線がキレイすぎる感はありますが)

文章構成: S(終盤の畳み掛けは素晴らしいですね)

登場人物: A(キャラ設定が本当に丁寧ですね)

読みやすさ: S(続きが気になって一気読みできます)

再読したい度: S(何回読んでも楽しめる作品)

おススメ指数 S

展開は全て読めるんだけど満足感を得られる良質ミステリー

 

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感想

 

学校での居場所をなくし、家に閉じこもってしまった中学生の「こころ」。ある日、突然部屋の鏡が光りだします。鏡の裏側はお城につながっており、そこには「オオカミ様」と呼ばれる狼の仮面をした女の子と6人の子供達が。オオカミ様から、城に隠された「秘密の鍵」と「願いの部屋」を見つけることで、願いを叶えてやると言われます。しかしながら、願いを叶えることができるのは、こころを含む7人の中で1人だけ。同じような境遇をもった7人の子供達の奇妙な共同生活が始まります。果たしてこのお城は何のために存在するのか?終盤は一気読み必至です。

 

本作はミステリーとしては、非常に丁寧に伏線が張られている為、普段ミステリーを愛読している方には結末が見えてしまうかもしれません。しかしながら、本作はそれでも読ませてしまう不思議な魅力の作品です。小説に求める要素の一つに”読了後の余韻“があるかと思います。それが心地よさなのか、イヤミスであれば程よい不快感(?)になるのかもしれないですが、本作は読了後の余韻が特に強く感じられる作品ではないかと思います。

 

また、他の辻村深月作品でもそうですが、本作でも各キャラクターの書き分けが非常に素晴らしく、登場人物の抱える悩みや苦しみが伝わってきました。登場人物達の苦悩が丁寧に描かれており、それだけに彼らに感情移入できるように描かれている事が本作の素晴らしい点かと思います。

 

2018年本屋大賞受賞作である本作。辻村深月さんの作品を未読の方も、是非ともチェックしていただければと思います。

 

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