【まとめ】これからミステリー小説にハマりたい人におススメしたい10冊

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「初めてミステリーを読む」という初心者の方必見

こんにちは、RKOです。本日は、ミステリー小説を読んでみたいんだけど、何から読んでいいかわからない!という皆様に向けておススメしたい10冊をご紹介したいと思います。かく言う私も書評ブログを書かれている皆様と比較するとミステリー初心者のような者なんですが、少しでもご興味がある方々に是非ともミステリーの素晴らしさを体験してほしい、という想いで今回まとめてみることに致しました。

ちなみに、私のミステリーの入り口は、幼少期に読んだ、江戸川乱歩先生の怪人二十面相でした。その後、江戸川乱歩作品を中心にミステリー小説を読み漁り、綾辻行人先生・島田荘司先生の作品に出会い、改めてミステリーの素晴らしさ、活字ならではのトリックの美しさに魅了されました。特に島田先生の「占星術殺人事件」は、読了後に眠れないほどの衝撃を受けた記憶があります。

※占星術殺人事件はミステリー1発目に読むと・・・になる恐れがありますので今回はご紹介しておりません。(笑)

厳選基準「ミステリー×初心者×おすすめ」

基準としては、ミステリー初心者におススメできる作品ということで、以下の2つの基準から選んでおります。

1.読みやすいこと

作品によっては難しく書かれたものも多いですし、途中で飽きずに読み進めることができるかどうかは結構大事だと思います。シンプルに読者を飽きさせない構成の作品を選びました。

2.トリックに驚きがあること

トリックといっても様々な種類のものがあるかとは思いますが、どんな仕掛けにせよ、ミステリー小説ならではの面白さを体感できる作品を選びました。

3.登場人物に魅力があること

ミステリー小説だけではないですが、キャラクターが魅力的かどうかは読者を魅了する重要な要素かと思いますので、そういった視点からも選びました。

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十角館の殺人/綾辻行人

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!1987年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作が新装改訂版で登場。(講談社文庫)

綾辻以降」という言葉が使われるきっかけとなった作品。それだけこの作品が登場した時の衝撃が大きかったということでしょう。

本作品を未読の皆様は非常に恵まれていると思います。なぜなら、この作品を読み終わった後の感動をまだ味わうチャンスがあるからです。謎・登場人物・文章の全てが魅力的な本作は、私がミステリーにハマるきっかけとなった作品ですし、是非とも皆さんにおススメしたい名作です。

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ハサミ男/殊能将之

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。三番目の犠牲者を決め、綿密に調べ上げるが、自分の手口を真似て殺された彼女の死体を発見する羽目に陥る。自分以外の人間に、何故彼女を殺す必要があるのか。「ハサミ男」は調査をはじめる。精緻にして大胆な長編ミステリの傑作。(「BOOK」データベースより)

この作品ほど 事前情報が必要ない作品はないでしょう。とにかく読めば素晴らしさがわかる名作。絶対にレビューサイトを見てはいけません。同名の映画も調べてはいけません。とにかくのめり込める作品だと思いますので頭を空にした状態で読んでほしい作品です。

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慟哭/貫井徳郎

痛ましい幼女誘拐事件の続発。難航する捜査。その責めを負って冷徹な捜査一課長も窮地に立たされた。若手キャリアの課長をめぐる警察内部の不協和音,マスコミによる私生活追及。この緊迫した状況下で,新しい展開は始まった! サイドストーリイに,黒魔術を狂信する新興宗教の生態や現代の家族愛を鮮烈に描きつつ,人間内奥の悲痛な叫びを抽出したこの野心作は,北村薫氏をして,書き振りは《練達》,読み終えてみれば《仰天》,と驚嘆させた,巧緻この上ない本格推理。

特に普段ミステリーを読まない方におススメしたい作品。幼女誘拐事件という重い事件を扱いながらも、自然と物語の中に入っていけるように描かれており、最後はページをめくる手がとまらないかと思います。推理小説・ミステリーと身構えずに一つの壮大な物語として読んでいただきたい作品です。

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ロートレック荘事件/筒井康隆

夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。ロートレックの作品に彩られ、優雅な数日間のバカンスが始まったかに見えたのだが…。二発の銃声が惨劇の始まりを告げた。一人また一人、美女が殺される。邸内の人間の犯行か?アリバイを持たぬ者は?動機は?推理小説史上初のトリックが読者を迷宮へと誘う。前人未到のメタ・ミステリー。(「BOOK」データベースより)

ミステリーを普段読まない方は、事件が発生する序盤から中盤にかけてダラダラした展開だと読む気がなくなったりするのではないでしょうか。本作が秀逸な点は、少ないページ数で見事にまとめられているところです。しかも・・・。ということで無駄な描写を省いて徹底的にシンプルにまとめられた驚きの作品ですので、この作品を読めばミステリーの素晴らしさを実感できるかと思います。

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倒錯のロンド/折原一

精魂こめて執筆し、受賞まちがいなしと自負した推理小説新人賞応募作が盗まれた。―その“原作者”と“盗作者”の、緊迫の駆け引き。巧妙極まりない仕掛けとリフレインする謎が解き明かされたときの衝撃の真相。鬼才島田荘司氏が「驚嘆すべき傑作」と賞替する、本格推理の新鋭による力作長編推理。(「BOOK」データベースより)

小説の原作者とその小説の盗作者との終わりなき闘いを描いたお話。個人的にこれまで読んだミステリーの中で一番「イッキ読み」した作品が本作です。読み進めるにつれてどんどん引き込まれていき、気づいたら折原一ワールドにハマってしまう自分がいました。エンターテインメント小説としてもミステリーとしても楽しめる作品です。

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陽気なギャングが地球を回す/伊坂幸太郎

人間嘘発見器+演説名人+天才スリ+精確無比な体内時計=4人は史上最強の銀行強盗…のはずが、思わぬ誤算が。奪われた「売上」を取り戻せ!伊坂幸太郎ブームはここから始まった。「陽気なギャング」シリーズ第1作、お手頃価格でお届けします。

現在シリーズ3作まで発表されている人気作品。本作は何といっても登場人物が魅力的であることが特徴です。銀行強盗達が主人公であるにも関わらず、彼らを応援してしまう不思議な作品。伊坂幸太郎作品おなじみの伏線回収もお見事です。ミステリー感は今回ご紹介した中では弱い方かもしれませんが、読んだことがない方には是非ともおススメしたい作品です。

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ジェリーフィッシュは凍らない/市川憂人

特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船“ジェリーフィッシュ”。その発明者であるファイファー教授を中心とした技術開発メンバー六人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。ところが航行試験中に、閉鎖状況の艇内でメンバーの一人が死体となって発見される。さらに、自動航行システムが暴走し、彼らは試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。脱出する術もない中、次々と犠牲者が…。二十一世紀の『そして誰もいなくなった』登場!選考委員絶賛、精緻に描かれた本格ミステリ。(「BOOK」データベースより)

U国(アメリカ)の刑事・マリアと漣が登場するシリーズの第1作。シリーズは現在第3作まで続いております。第1作は、ジェリーフィッシュという架空の飛行船を舞台に起きたクローズドサークル(外界との往来が断たれた状況)での連続殺人事件を描いた作品です。本シリーズの特徴は、トリックの完成度もさることながら、惹き込まれてしまうほど独自の世界感が構築されていることです。

3作とも非常に高い完成度の作品ですが、個人的に好きなのは、第2作の「ブルーローズは眠らない」です。続きの作品ですので、まずは「ジェリーフィッシュは凍らない」から試していただければと思います。

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ニャン氏の事件簿 /松尾由美

アルバイトをしながら、自分を見つめ直している佐多くんは、あるお屋敷で、突然やってきた一匹の猫とその秘書だという男に出会う。実業家のA・ニャンと紹介されたその猫が、過去に屋敷で起こった変死事件を解き明かす?!って、ニャーニャー鳴くのを通訳しているようだが本当?次々と不思議な出来事とニャン氏に出くわす青年の姿を描いた連作ミステリ。文庫オリジナルだニャ。(「BOOK」データベースより)

良質のミステリー短編集ですので、ミステリーをこれから読む方にはまさにうってつけの作品です。さらに猫好きであればまず間違いないでしょう。本作品は”癒し”と”本格ミステリー”を一度に体験できる不思議な作品です。

主人公は実業家兼童話作家の猫、アロイシャス・ニャン氏。実業家といっても猫であり言葉を話せないため、通訳の秘書を従えて事件を解決します。短編集なんですがメインストーリーも進みますので、気軽にミステリーを味わいながら物語としても楽しめる作品です。

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屍人荘の殺人/今村昌弘

神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究部の夏合宿に加わるため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子と共にペンション紫湛荘を訪ねた。合宿一日目の夜、映研のメンバーたちと肝試しに出かけるが、想像しえなかった事態に遭遇し紫湛荘に立て籠もりを余儀なくされる。緊張と混乱の一夜が明け―。部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。しかしそれは連続殺人の幕開けに過ぎなかった…!!究極の絶望の淵で、葉村は、明智は、そして比留子は、生き残り謎を解き明かせるか?!奇想と本格ミステリが見事に融合する選考委員大絶賛の第27回鮎川哲也賞受賞作!(「BOOK」データベースより)

本作品はエンタメと本格ミステリーを見事に両立した作品です。以前本ブログでご紹介したときは、「ジェットコースターに乗りながら隣の人が「今日の晩御飯何にする?」って聞いてくる感じ?」と表現しましたが、それだけ衝撃の展開が続きます。

ここではあまり説明できませんが、映画化も決まりましたし、ミステリーを普段読まない方にもおススメできる作品です。なお、2019年2月に発売された第2作「魔眼の匣の殺人」も素晴らしい作品でしたので、是非ともチェックしてみてください。。

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名探偵誕生/似鳥鶏

「神様。どうか彼女に幸福を」――王道かつ斬新。似鳥鶏が放つ直球の青春ミステリー! となり町の幽霊団地に謎の「シンカイ」を見に行く――小学4年だった僕は、学校の友だちとささやかな冒険に出た。その冒険に不穏が影が差したとき助けてくれたのが、名探偵の「お姉ちゃん」だった。彼女のとなりで成長していく日々のなかで、日本中を騒がせることになるあの事件が起きる――。ミステリとしての読み応えと、青春小説としての瑞々しさが高純度で美しく結晶した傑作。著者ならではの軽快な筆致で読みだしたら止まらない、老若男女すべての方におすすめしたい作品です。「名探偵の初恋と青春。だけど、誰もがちょっとなつかしい、『あの頃の僕』のお話しです」――似鳥 鶏

「一人の少年」と近所に住む「お姉ちゃん」、それぞれの純愛と成長を描いた青春ミステリー。青春小説を読まない方でも楽しめるかと思いますが、特に青春小説が好きな方には是非ともおススメしたい作品です。少年とお姉ちゃんも事件を通じて成長していきますので、感情移入もしやすい作品です。

あと、本編とは関係ないですが、「あとがき」も本編同様面白いのでおススメです。

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さいごに

ここまで読んでいただきありがとうございます。今回はミステリーを普段読まない方が読みやすい作品という視点でまとめさせていただきました。まとめてみて改めて思うんですが、作品それぞれで読者を楽しませるトリックや仕掛けが違っていて、ミステリーの懐の深さを感じました。

この中で「面白そうだな」と思った作品があれば、是非とも手に取ってみていただければと思います。お気に入りの作家さん・作品に出会えるきっかけとなれば幸いです。

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