『マリオネットの罠/赤川次郎』:テンポの良い展開に惹きこまれる良作ミステリー♬

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個人的こんな方におススメ♬

こんにちは、RKOです。本日は赤川次郎先生最高傑作の呼び声高い「マリオネットの罠」をご紹介します。1977年の作品ですが、古さもほとんど感じませんので”今読んでも満足できる作品“かと思います。

赤川次郎先生といえば、「三毛猫ホームズシリーズ」を真っ先に思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。猫好きの筆者にとって、猫も推理も堪能できるこの作品は、まさに至高の作品です。

 

本作は赤川次郎先生の長編処女小説なんですが、通常のミステリーでは味わえないようなスリリングなストーリーを堪能できます。最初から最後まで息も息もつかせぬ展開で大変楽しめる作品となっております。

ズバリ、この作品は、

『テンポの良い良質ミステリーを読みたい』人向けです。

 

概要

“私の事を、父は「ガラスの人形」だと呼んでいた。脆い、脆い、透き通ったガラスの人形だと。その通りかもしれない”…森の館に幽閉された美少女と、大都会の空白に起こる連続殺人事件の関係は?錯綜する人間の欲望と、息もつかせぬストーリー展開で、日本ミステリ史上に燦然と輝く赤川次郎の処女長篇。(「BOOK」データベースより)

 

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RKOの個人的おススメ指数

謎の素晴らしさ: S(サスペンスも味わえてミステリーも楽しめる作品)

文章構成: A(各章それぞれにヤマがあって楽しめる)

登場人物: A(幽閉された美女が怖すぎる)

読みやすさ: S(読みやすいのでミステリー初心者にもおススメ)

再読したい度: S(決して色褪せない作品、今読んでも面白い)

おススメ指数 S
テンポの良い展開にどんどん惹きこまれます。

 

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感想

本作が秀逸な点は、ミステリーとしての完成度もさることながら、非常に読みやすく読者目線で書かれている点でしょう。色々なミステリーを読んでいると、「すごく難しく書いているな」と気持ちが離れてしまう作品も多々あるんですが、本作品はテンポも良く、スリリングであり、且つ、各章で盛り上がりがあるため、気持ちが離れることなく熱中して読むことができます。

そして、本作品を特異にしているのは、森の館に幽閉された美少女の存在。この美少女は果たして何者なのか?この美少女が物語を通常のミステリーからサイコ・サスペンスへと導いていきます。エンターテインメント性も高く、推理しながら、ハラハラしながら楽しめる作品だと思います。

果たして「マリオネットの罠」とは何を示しているのか?今読んでも大変満足できる作品ですので、未読の方は是非ともチェックしてみてください。

 

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