rko-book.com ~おススメのミステリー小説を紹介するブログ~

2018年11月よりスタートした、これまで読んだおススメ小説を紹介するブログ。ほぼネタバレなしで紹介します。

【まとめ】ミステリーが原作のおススメ映画10選 (国内編)


f:id:rko-3rdgeneration:20190318222646j:plain

はじめに

こんにちは、RKOです。皆様はミステリー小説が原作の映画を視聴されることは多いでしょうか。私も映画が好きで暇を見つけては鑑賞しているんですが、原作を知っている作品の場合、ハードルも自然と上がってしまう為、ガッカリしてしまうこともあるんですよね。

 

原作に忠実で残念な出来ならまだしも、大人の都合なのか映画版になると登場人物の性別や年齢が変わっていたり、結末を無理やり変えてしまったりと「謎の改変」で原作の質を落としてしまう作品も多く見受けられます。

 

そこで、今回はミステリー小説が原作で、且つ映画も個人的に楽しめた10作品をご紹介したいと思います。各作品で何故楽しめたかも簡単に紹介しながら進めていきたいと思いますので宜しくお願い致します。

 

 

告白/湊かなえ

f:id:rko-3rdgeneration:20190318231701j:plain

出演:松たか子, 岡田将生, 木村佳乃
監督:中島哲也
公開年:2010年

【ストーリー】
ある中学校、雑然とした教室。終業式のホームルーム。1年B組、37人の13歳。教壇に立つ担任・森口悠子が語りだす。
「私の娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」
一瞬、静寂に包まれる教室。物語は「告白」から始まる。

(「Amazon内容紹介」より)

 

この作品は何といっても松たか子さんの「怪演」を観るための映画ですね。冒頭の告白シーンから彼女の演技に惹きこまれていき、序盤の淡々とした口調からラストに向かっての表情の変化には驚かされます。独白小説の映像化は難しいのではないかと思っていましたが、この作品は視点の切り替わりなどが非常に効果的に使われており、飽きずに楽しめる作品かと思います。なお、原作を未読の方はストーリーを読んでいただくとわかりますが、重いテーマを取り扱っておりますので視聴は自己判断でお願いします。なーんてね。

 

 

原作はこちら

アヒルと鴨のコインロッカー/伊坂幸太郎

f:id:rko-3rdgeneration:20190318231725j:plain

出演:濱田岳, 瑛太, 関めぐみ, 田村圭生, 関暁夫
監督:中村義洋
公開年:2007年

【ストーリー】
大学入学のために仙台へ引っ越してきた椎名。新居の片づけをしていると、同じアパートの河崎と名乗る男が声をかけてきた。口ずさんでいたボブ・デュランの曲に興味を持ったらしい。しかし、彼は初対面の椎名に、同じアパートに住むブータン人のドルジという青年に広辞苑を盗んでプレゼントしたいから「本屋を襲わないか?」と誘う。ドルジは河崎の元彼女の琴美と付き合っていたらしい。また買うのではなく盗むのが大切だと奇妙なことを言う河崎。 椎名は逃げ腰だったが河崎の巧みな話術にのり、気づいたら本屋襲撃に加担していた!(「Amazon内容紹介」より)

 

個人的に大好きな作品です。何故広辞苑を盗むために本屋を襲うのか? これだけ魅力的な謎はないでしょう。映画では、ノーベル賞歌手・ボブディランの「風に吹かれて」が非常に映画の雰囲気にマッチしています。伊坂幸太郎作品は楽曲をテーマにすることが多いですが、本作は特に曲のセレクトが秀逸です。また、瑛太さんの演技も素晴らしいですね。瑛太さんという存在が無ければこの映画の評価も変わっていたかもしれません。

 

 

原作はこちら

イニシエーション・ラブ/乾くるみ

f:id:rko-3rdgeneration:20190318231804j:plain

出演:松田翔太, 前田敦子, 木村文乃, 森田甘路
監督:堤幸彦
公開年:2015年

【ストーリー】

乾くるみのベストセラー小説を堤幸彦監督が映画化。1980年代後半の静岡と東京を舞台に、Side-AとSide-Bの2編で綴られるラブストーリーが、物語の最後で全く別の意味を持つミステリーへと変貌する。(「キネマ旬報社」データベースより)

 

本作は「映像化不可能」と言われた乾くるみさんの小説を堤幸彦監督が映像化した作品です。この作品で良かった点は、映画では小説と違う手法で見事に表現したことですね。これ以上何を言ってもネタバレになりますので、未読の方、未視聴の方は前情報を仕入れずにとりあえず観ていただきたい作品です。

 

 

原作はこちら

 

スポンサーリンク

 

怒り/吉田修一

f:id:rko-3rdgeneration:20190318231837j:plain

出演:渡辺謙, 森山未來, 松山ケンイチ, 綾野剛, 広瀬すず
監督:李 相日
公開年:2016年

【ストーリー】

吉田修一の原作を豪華俳優陣を迎えて映画化したヒューマンミステリー。ある夏の暑い日に八王子で夫婦殺人事件が起こった。犯人は顔を整形し、全国に逃亡を続ける。そして事件から1年後。千葉と東京と沖縄に、素性の知れない3人の男が現れた。(「キネマ旬報社」データベースより)

 

芥川賞作家・吉田修一さん原作の小説で、映画版では超豪華俳優陣を揃えて興行収入としても16億円とヒットした作品です。その結果、第40回日本アカデミー賞で最多となる11部門で優秀賞を受賞しています。正直なところ、この作品は暴力的なシーンも多く、エンターテインメント性もないため、観る人を選ぶ作品かと思います。しかしながら、若手俳優陣の他の作品では観ることができない迫真の演技が観られるという点では評価できる作品かと思います。ちなみに森山未來さんは、役作りのために実際に無人島で暮らしたそうです。

 

 

原作はこちら

 

カラスの親指/道尾秀介

f:id:rko-3rdgeneration:20190318231906j:plain

出演:阿部 寛, 村上ショージ, 石原さとみ, 能年玲奈, 小柳 友
監督:伊藤匡史
公開年:2012年

【ストーリー】

直木賞作家・道尾秀介のミステリー小説を、阿部寛と村上ショージ共演で映画化。悲しい過去を背負いサギ師になったタケと、成り行きでコンビを組むことになった新米サギ師・テツの下に、ひょんなことから美人姉妹とひとりのノッポが転がり込んで来る。 (「キネマ旬報社」データベースより)

 

こちらは直木賞作家・道尾秀介さんの小説が原作です。 個人的に阿部寛さんが好きだという事もありますが、映画として非常にまとまっている作品でした。村上ショージさんの演技は確かに・・・ですが、周囲のキャストがうまくカバーしていて、映画が進むにつれて、「これもまた個性で良し!」と思うようになっていきました。非常に観ていてハラハラしながら楽しめる作品ですので、映画を純粋に楽しみたい人にはおススメです。

 

 

原作はこちら

 

スポンサーリンク

 

八日目の蝉/角田光代

f:id:rko-3rdgeneration:20190318231940j:plain

出演:井上真央, 永作博美, 小池栄子, 森口瑤子
監督:成島出
公開年:2011年

【ストーリー】

直木賞作家・角田光代のベストセラー小説を、井上真央、永作博美主演で映画化。不倫相手の子供を誘拐した女と、誘拐犯に育てられた女。ふたりの4年間の逃亡生活と、その後の運命を描いたヒューマンサスペンス。監督は『孤高のメス』の成島出。 (「キネマ旬報社」データベースより)

 

こちらも直木賞作家・角田光代さんの小説が原作です。 重い話ですね・・・、自分が母親だと思っていた人が誘拐犯だったなんて・・・。永作博美さん、井上真央さん、小池栄子さん、女性陣それぞれの演技に魅せられる作品です。あと、この作品は何といっても小豆島の美しい風景が雰囲気にマッチしているところが良いんです。本作品の切なさが一層感じられるようになっています。

 

 

原作はこちら

手紙/東野圭吾

f:id:rko-3rdgeneration:20190318232034j:plain

出演:山田孝之, 玉山鉄二, 沢尻エリカ, 吹石一恵, 尾上寛之
監督:生野慈朗
公開年:2006年

【ストーリー】

山田孝之、玉山鉄二、沢尻エリカという人気若手実力派俳優が共演、東野圭吾の同名小説を映画化した社会派ドラマ。兄が殺人を犯し、人目を避けるように生きる青年。ある女性の支えにより幸せを掴みかけた彼は、兄からの“手紙”を断ち切る決意をする。(「キネマ旬報社」データベースより)

 

東野圭吾さんの作品はどれにしようか本当に悩んだんですが、そこまでミステリーではないものの、映画版では個人的に一番好きな「手紙」を選びました。兄が殺人を犯した弟という「加害者家族」という立場を描いた作品。原作も素晴らしいですが、この作品は映画の脚本が素晴らしい。そして山田孝之さん、沢尻エリカさんの演技も素晴らしい。本当に非の打ち所が無い内容でした。感動できる作品ですし、もし自分が同じ立場になったら、と色々考えさせられる作品です。

 

 

原作はこちら

 

スポンサーリンク

 

罪の余白/芦沢央

f:id:rko-3rdgeneration:20190318232121j:plain

出演:内野聖陽, 吉本実憂
監督:大塚祐吉
公開年:2015年

【ストーリー】

内野聖陽主演による心理サスペンス。行動心理学者・安藤のひとり娘・加奈が教室のベランダから転落して死亡する。加奈の異変に気付けなかった自分を責める安藤。そんな折、笹川と名乗る加奈のクラスメートが現れ、安藤は娘の日記の存在を知る。 (「キネマ旬報社」データベースより)

 

娘を亡くした行動心理学者の父親と命を弄ぶ邪悪な女子高生。この作品でおススメしたいのは役者陣の演技力の高さです。特に行動心理学者の父を内野聖陽さんが熱演されています。また、吉本実憂さん他女性陣キャストもしっかり演技されているため、本作の重みというものが映画でも伝わってきます。ちなみに、邪悪な女子高生役の吉本実憂さんは国民的美少女コンテストのグランプリを獲得した方なんですね。役作りをしっかりされたのか内野さんと対峙した時も堂々とした演技を披露されています。

 

 

原作はこちら

 

暗いところで待ち合わせ/乙一

f:id:rko-3rdgeneration:20190318232218j:plain

出演:田中麗奈.チェン・ボーリン.井川遥.宮地真緒
監督:天願大介
公開年:2006年

【ストーリー】

「せつなさの達人」と称される人気作家・乙一の最高傑作が遂に映画化。
交通事故で視力を失ったミチルは、最愛の父を亡くし、大きな家に1人で住んでいた。そこへミチルの家の前の駅で起きた殺人事件の容疑者として警察に追われる男アキヒロが、身を隠すために忍び込んで来た。2人の不思議な共同生活が始まる…。(「Amazon内容紹介」より)

 

乙一さんの代表作を映画化した作品。盲目の女性の家に殺人事件の容疑者が忍び込み、奇妙な共同生活が始まるという斬新なミステリー。この作品が良かった点は田中麗奈さんが盲目の女性を非常にうまく演じている点でしょう。彼女の演じる女性の儚さ・愛おしさに感情移入してしまいます。それぞれ孤独を感じる男女が微妙な距離感を取りながらお互いを必要としていく様子を見事に表現されています。小説・映画どちらもおススメできる作品です。

 

 

原作はこちら

 

スポンサーリンク

 

スマホを落としただけなのに/志駕晃

f:id:rko-3rdgeneration:20190318232325j:plain

出演:北川景子. 千葉雄大. 原田泰造. 成田凌. 田中圭
監督:中田秀夫
公開年:2017年

【ストーリー】

志駕晃の小説を中田秀夫監督、北川景子主演で映画化したSNSミステリー。彼氏の富田に電話をかけた麻美は、スマホから聞こえてくる聞き覚えのない男の声に言葉を失う。スマホを拾ったという男から富田のスマホが無事に戻り、麻美は安堵するが…。 (「キネマ旬報社」データベースより)

 

本作は小説も映画も大ヒットした作品ですね。 2016年の第15回『このミステリーがすごい!』大賞の最終候補作品。主人公の彼氏がスマホを落としたことからすべてが始まります。本作の監督は『リング』の中田秀夫さんで、スマホという身近なテーマから我々でも起こりえる恐怖を表現しています。やはり映画ならではの「着信音」や「BGM」が一層恐怖感を高めていますので、映画とも相性の良い作品だなと感じました。

 

 

 

原作はこちら

 

さいごに

いかがだったでしょうか。今回ご紹介した10作品は原作の小説も素晴らしいですし、製作スタッフ、役者さんの熱意によって、映画に関しても完成度が高い作品になっていると個人的には思っております。まとめてみて分かったんですが、ミステリーを中心に考えるとかなり暗い話が多くなってしまいますね。(笑) これは今後の課題です。

 

原作の小説から楽しむのも良し、映画から楽しむのも良し、お時間に合わせてご視聴いただければと思います。