【まとめ】新作ミステリー小説を探す際にチェックしたい出版社5社+α

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はじめに

こんにちは、RKOです。皆様はミステリーの新作を探す際、どういった情報を参考にされるでしょうか。私の場合、書店で探す事も多いですが、主にミステリーを出版している出版社さんのHPをチェックしております。

今回は個人的にいつもチェックしている出版社さんをご紹介します。普段ミステリーを良く読まれる方は既にご存知かと思いますが、「普段は読まないけどたまには新作ミステリーを読んでみたい」「出版社ごとの特徴を知りたい」という方は是非お読みいただきますと幸いです。

ちなみに、あくまで”個人的に”チェックしているだけですので、「どの出版社の本が面白いか」とかそういうお話ではありません。(笑)

トップページとミステリー紹介ページをそれぞれリンクしておりますので、是非チェックしてみてください。HPを比較することで、各出版社さんで”推している本やジャンル”が良くわかります。

 

東京創元社

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ミステリー好きには知らない人がいないであろう、東京創元社さんです。ミステリー・SF・ファンタジー・ホラーの専門出版で、ミステリーであれば、読みたい作品がきっと見つかる事でしょう。国内ミステリーだけでなく、海外作品ミステリーも非常に充実しており、どちらのジャンルもわかりやすくまとめられております。

また、若手作家の育成にも力を入れており、鮎川哲也賞、ミステリーズ新人賞も主催しております。本ブログでも紹介した「ジェリーフィッシュは凍らない/市川憂人」、「屍人荘の殺人/今村昌弘」も鮎川哲也賞受賞作です。

 

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ミステリーランキングにも多くの作品がランクインする東京創元社。良質なミステリーの新作をお探しの方は是非ともチェックしてみてください。

国内ミステリ|東京創元社

海外ミステリ|東京創元社

 

講談社(講談ノベルス)

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こちらも知らない人がいないであろう、講談社さんのレーベル・講談社ノベルスです。主に推理小説の書き下ろしや、講談社から刊行された推理小説の単行本などを新書化して発行しております。綾辻行人さん、有栖川有栖さん、森博嗣さんなど、著名な作家さんがシリーズ物を出版しております。

また、未発表の小説を対象とした新人賞である”メフィスト賞“を受賞した作品が基本的にはこちらのレーベルから出版されます。第1回受賞作は「すべてがFになる/森博嗣」で、最近では「眼球堂の殺人」が受賞しており、こちらのブログでもご紹介しました。なお、江戸川乱歩賞受賞作も講談社から出版されます。

 

rko-book.com

 

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講談社さんのレーベルですので、著名作家さんの最新作をチェックしたい場合は講談社ノベルスさんのHPを逐次チェックしてみてはどうでしょうか。

 

早川書房

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早川書房さんの特色は、やはり海外ミステリーが非常に充実していることでしょう。海外ミステリーを読みたい場合はまず間違いないかと思います。アガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」もこちらから発刊されております。また、「映画・ドラゴンタトゥーの女」で有名になったスウェーデンの小説「ミレニアム」もこちらから発刊されており、良質な海外ミステリーを広めた功績は非常に大きいかと思います。

HPでは”映像化作品”、”受賞作品”というようにまとめられておりますので、海外ミステリーを普段読まない方でも読みたいと思えるようなきっかけづくりをされております。

また、「ミステリが読みたい!」という独自のランキングを発表しており、文庫化された作品や復刊された作品も対象としているため、不朽の名作が再度周知されるきっかけにもなっております。これまであまり海外ミステリーを読まれたことがない方は是非ともHPをチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

 

文藝春秋

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続いては週刊文春で有名な文藝春秋さんです。実は、芥川賞や直木賞をはじめとして多くの文芸賞を手がけられております。普段本を読まない方でも芥川賞や直木賞をご存知の方が多いかと思います。やはりメディアの使い方が上手なのでしょう。

講談社ノベルスさんと同様、人気作家さんが多く作品を発表されており、東野圭吾さんの「ガリレオシリーズ」などが有名ですね。また、年末にはミステリーフェアを行っていたりとミステリーにも力を入れられております。

本ブログでは「イニシエーションラブ/乾くるみ」や「葉桜の季節に君を想うということ/歌野晶午」などをご紹介しました。

 

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新潮社

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新潮社さんも「週刊新潮」のイメージが強いかと思いますが、ミステリー作品も多く発刊されております。これは勝手な思い込みかもしれませんが、刑事物・ハードボイルド物が多く、表紙が”濃い”印象があります。(笑)

ちなみに、本ブログでは「向日葵の咲かない夏/道尾秀介」や「ロートレック荘事件/筒井康隆」をご紹介しました。

 

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また、まだ日が浅いですが新潮ミステリー大賞も開催しています。こちらの賞、実は少し変わっていて、東映が協賛している関係で最終候補に残った作品には映像化も可能性があるそうです。

 

新潮社

新潮社の公式サイト。書籍、文庫、新書、雑誌、コミック、デジタルコンテンツの最新情報。書籍検索、文学賞の紹介、採用情報…

 

+αでチェックしている出版社

原書房

毎年発表されている「本格ミステリ・ベスト10」はいつも参考にしております。HPからもミステリー愛が感じられます。国内ミステリー、海外ミステリーどちらも非常に充実しております。理由はわかりませんが何故か表紙が可愛い本が多いです。(笑)

 

宝島社

このミステリーがすごい!」は毎年チェックしています。「このミステリーがすごい!大賞」などは開催されているのですが、雑誌なども多く様々なジャンルで発刊されているからか、HPからはミステリー作品はあまり推されていない印象を受けます。

光文社

横溝正史さん、松本清張さんなど往年の著名作家さんの文庫本が多く発刊されております。新書という意味ではそこまで発表数は多くない印象です。

角川書店

以前は KADOKAWAミステリという小説誌を発刊されておりました(2003年休刊)。ミステリーというジャンルで検索できないのでHPで調べる際は少々不便に感じています。

最後に

今回は普段新作ミステリーを探す際にチェックしている出版社ということでまとめさせていただきました。色々な作品を読んでいく中で自分に合う作品を出版されている出版社さんが見つかるかもしれません。

今回のまとめ記事が皆さんのお気に入りの一冊に出会えるきっかけになれば嬉しいです。長い記事になりましたがご一読いただきありがとうございました。

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