『誰かが嘘をついている/カレン・M・マクマナス』:青春小説withミステリーな作品♬

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個人的こんな方におススメ♬

こんにちは、RKOです。本日はカレン・M・マクマナス作、「誰かが嘘をついている」をご紹介します。アメリカ本国では、ニューヨーク・タイムズのYAベストセラーリストに60週連続でランクインされたそうで、日本語翻訳版は2018年10月に創元推理文庫から刊行されております。タイトルから面白そうだなと思い、読むことに致しました。

いざ読んでみると、アメリカの高校生の青春を描いた側面と「誰が嘘をついていたのか?」というミステリーの側面が見事に融合した良作でした。

ズバリ、この作品は、

『青春小説withミステリーが好きな』人向けです。

 

概要

放課後の理科室で、5人の高校生がルール違反の罰で教師に作文を書かされていた。だが突然、生徒の1人サイモンが苦しみだし、病院搬送後に死亡する。検死の結果、警察は事件性があると判断した。サイモンは生徒のゴシップを暴くアプリを運営しており、ほかの4人は全員が彼に秘密を握られていたのだ。4人は順繰りに事件について語っていく。いったい、誰が何を隠しているのか?(「BOOK」データベースより)

 

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RKOの個人的おススメ指数

謎の素晴らしさ: B(誰が何を隠してるのか?)

文章構成: A(容疑者4人の一人称で語られます)

登場人物: A(アメリカの高校生ってこうなのか)

読みやすさ: B(読みやすいけど少し長く感じるかも)

再読したい度: A(二度読んでも楽しめると思います)

おススメ指数 A
アメリカの高校生の青春小説とミステリーが二重で楽しめました。

 

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感想

放課後集められた5人の高校生の内、ピーナッツアレルギーをもつサイモンが、水を飲んだ後に苦しみだし、死亡してしまいます。この水にはピーナッツオイルが塗られていたことと、学校の保健室やサイモンのバックなどからアレルギーを抑えるエピペンがなくなっていたことから、警察は残った4人の学生を疑い始めます。

本作はタイトル通り、「誰かが嘘をついている」んですが、終始容疑者4人それぞれの一人称視点で順番に語られていきます。なので自ずと彼らに疑いを持って読んでいくことになるんですね。非常にシンプルな構成なんですが、容疑者4人がいわゆる「信頼できない語り手」であるため、緊張感を持ちながら終盤まで飽きずに楽しむことができます。

「この中の誰かが嘘をついているんだろうな?」と考えながら読むため、「彼はこう答えたけどこれは怪しいな?」とか「彼女は何か隠しているんじゃないか?」とか、色々と疑いながら読むことになるのが新鮮で、出てくる登場人物を終始疑いながら読むことになります。これが結構楽しいです。(笑)

しかもなかなか、真相を教えてくれない。まるでレイザーラモンRGさんの「あるあるネタ」かのように引っ張ります。(笑)

はやく教えてよ~

はやく~

まだ~?

(;゚Д゚) という感じです。(笑) 

そして終盤はテンションが上がります。一件の非常なシンプルな事件でここまで膨らませるのは流石ですね。本格ミステリーではないんですが、青春小説とミステリーをうまく組み合わせた良作に感じました。一方で、「コテコテのミステリーを読みたい!」という方には少し物足りないかもしれません。

本作は青春小説とミステリーを二重で楽しめる作品です。果たして犯人は誰なのか? 誰が嘘をついているのか?真相はご自身でお確かめください。

 

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