『パズラクション/霞流一』:表の顔は刑事・裏の顔は殺し屋ー「地獄へGO!」なトンデモミステリー

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個人的こんな方におススメ♬

こんにちは、RKOです。本日は2018年8月刊行・「パズラクション」をご紹介します。2019年版(17年11月〜18年10月発行書籍対象)本格ミステリ・ベスト10の第3位を獲得した作品です。

 

本格ミステリ第3位でしかもこの”本格感を醸し出した表紙“。しかしながら、作者は日本における”バカミスの第一人者”、霞流一先生

さあどっちなんだ

 

やっぱりバカミスでした。(笑) 

 

ちなみに、”バカミス”とは、諸説ありますが、小説作品を侮辱するような意味合いの「馬鹿な」ではなく、「そんなバカな!!」のような感嘆、賛嘆などの意味を込めたミステリーの総称です。(Wikipediaより拝借)

 

バカミス好きな人・ある程度のトンデモ設定が許容できる方であれば、「最高に笑えて、爽快感を味わえる作品」です。一方で、王道の本格ミステリーを楽しみたい方にはおススメできないです。それだけ人を選ぶ作品だと思います。

ちなみに私は非常に笑わせてもらいましたし、読んで良かったと思いました。

 

ズバリ、この作品は、

『トンデモ展開のミステリーについていける』人向けです。

 

概要

私は和戸隼。殺し屋だ。今夜も完璧な準備をもってターゲットを仕留めた、はずだった。ところが偶然が偶然を呼び、おそろしく不可解な密室状況となってしまった。やむなくわれわれは、そこへ「操査」のための仕掛けを施すのだが、その後も、ことごとく事件は不可解な状況へと転がっていく…。「真相」を超える「新相」、そして「深層」へいたる多層推理の極み。(「BOOK」データベースより)

 

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RKOの個人的おススメ指数

謎の素晴らしさ: A(終盤の加速度合いはスゴイ)

文章構成: B(着地点が全く想像できませんでした)

登場人物: A(謎設定のアクが強いキャラクター達)

読みやすさ: C(仕方ないかもしれないけど少し長く感じました)

再読したい度: A(笑えるシーンが目白押しです)

おススメ指数 A
ミステリーって奥が深いな~、と感じる作品でした。

 

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感想

まず、主人公の2人が白奥宝結(しらおくほうむす)と和戸隼(わとしゅん)。宝結は警察内部向け雑誌の編集者(刑事でもある)として、和戸はライターとして現場に赴きます。しかしながら、彼らには裏の顔があります。宝結は「謀り屋」で和戸は「殺し屋」

 

この二人、現場を荒らしまくります。(笑) 自分たちに都合の良いように現場を細工し、次の日には刑事として都合の良いように捜査(操査)し、推理する。「裁かれない悪人」を和戸が「秘殺」し、宝結が「現場をプロデュース」することで、別の悪人を「真犯人として」仕立て上げるのです。

 

本作の見どころはそれだけではありません。

 

和戸:「地獄へGO!」

被害者:「うっ・・・」

和戸:「秘殺成功!」

———————–

(5分後)

———————–

和戸:「なんてこったい・・・

読者: (;゚Д゚)

という、謎の展開が頻発。偶然に偶然が重なった不可能犯罪の構築、など様々な要素が本作には盛り込まれています。

 

おそらく、本ブログを読んでいただいて「自分には合いそう」と思った方は読んで損はないかと思います。逆に「???」という方は合わないかもしれません。

 

本格ミステリベスト10にもランクインした本作。果たして彼らは危機的状況をどう”操査”して切り抜けるのか?もしご興味があればお試しいただきますと幸いです。

 

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