個人的こんな方におススメ♬
こんにちは、RKOです。本日は森博嗣作、児童向けレーベルの講談社ミステリーランドから2004年に刊行された「探偵伯爵と僕」です。児童向けレーベルの作品ですが、非常にしっかりとした作品に仕上がっております。普段の森博嗣さんとは違う側面を感じることができると共に、改めてこの人はスゴイなと感じられる作品です。
ズバリ、この作品は、
概要
もう少しで夏休み。新太は公園で、真っ黒な服を着た不思議なおじさんと話をする。それが、ちょっと変わった探偵伯爵との出逢いだった。夏祭りの日、親友のハリィが行方不明になり、その数日後、また友達がさらわれた。新太にも忍び寄る犯人。残されたトランプの意味は?探偵伯爵と新太の追跡が始まる。
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RKOの個人的おススメ指数
謎の素晴らしさ: B(ミステリー小説というよりは読み物として一流)
文章構成: B(オーソドックスな構成、不思議な世界観)
登場人物: S(伯爵や良いキャラしてますね)
読みやすさ: A(子供が読めるよう意識されており、非常に読みやすい)
再読したい度: A(完成された作品でした)
他の森博嗣作品とは違うけどこの作品も良い!
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感想
この作品をおススメする理由は二つあります。
まず、他の森博嗣作品とはカラーが異なること。理系ミステリーではありません。子供向けにわかりやすく書かれていますが、ちゃんと深みのある作品に仕上がっています。森博嗣さんの作品を読む方にとっては非常に新鮮に感じるはずです。
もう一つは、主要キャラである「僕」と「伯爵」のやり取りがスゴイ面白いんです。純粋な僕の質問に対して真面目に答える主人公。この会話だけでこの世界観にハマるんですよね。
この作品は森博嗣ファンにもおススメできますし、森博嗣さんの作品に合わなかった方にも読むのをおススメできる作品です。是非お試しください。