『蜜柑花子の栄光/市川哲也』:名探偵の証明シリーズ完結編♬

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個人的こんな方におススメ♬

こんにちは、RKOです。本日は名探偵の証明シリーズ三部作の最終作、市川哲也「蜜柑花子の栄光」をご紹介します。

こちらのシリーズは、1作目から読まないとストーリーを追えませんので、是非とも過去記事をご覧いただき第1作から読んでいただければと思います。

 

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第1作では老いた名探偵の生き様を、第2作では一転して密室・クローズドサークルでの殺人を過去のミステリーオマージュを交えつつ描いた作品でした。本作は前作とは打って変わって、蜜柑花子が短期間で4つの事件に挑むことになります。シリーズのテーマは一貫している一方で、様々なジャンルのミステリーを味わえるのが本作の見どころではないでしょうか。

ズバリ、この作品は、

『別角度からミステリーを読んでみたい』人向けです。

 

概要

密室館の事件から一年。時間のある限りどんな依頼も引き受けるようになった蜜柑花子は、多忙を極めていた。そんな六月のある日、事務所を訪ねてきたのは、なんと密室館の事件に深く関わりのあった祇園寺恋だった。奇妙なグループに母親を人質に取られ、蜜柑が四つの未解決事件を解き明かせなければ人質の命はない、と脅迫を受けているという。大阪、熊本、埼玉、高知の順に、全国に遠く散らばった四つの難事件を解く時間は、たった六日間!しかも移動は車のみという悪条件まで加わり、疲労困憊する蜜柑。怒涛の推理行の果てに名探偵が導き出した答えとは?“名探偵の矜持”“名探偵の救済”をテーマに贈る“名探偵の証明”シリーズ完結編。(「BOOK」データベースより)

 

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RKOの個人的おススメ指数

謎の素晴らしさ: B(4つの事件に挑めるお得感)

文章構成: B(4つの短編集+αという構成)

登場人物: B(蜜柑花子を応援できるかどうかで変わってきそう)

読みやすさ: C(言葉遣いになかなか慣れなかったかな)

再読したい度: B(お疲れ様でした)

おススメ指数 B
シリーズ通して”探偵”という存在と苦悩について描かれた作品でした。

 

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感想

本シリーズの特徴としては、ミステリー小説では華やかな職業として描かれる”名探偵の苦悩“を描いた作品であることです。1作目では屋敷啓次郎、2作目以降は蜜柑花子が事件に挑む中で悩み、そして苦しみます。

4つの事件を6日間で解決しなければならない為に、ミステリーとしては結構あっさりしておりますが、前述した名探偵としての苦悩がテーマとして強調されているため、一つの物語として面白く読ませていただきました。それだけに本作で終わってしまうのは残念です。

名探偵がサラッと事件を解決するのではなく、これまであまり描かれなかった”名探偵の苦しみ”という部分に着目して書かれた作品ですので、違う角度からミステリー小説を読んでみたいという方には良い作品ではないでしょうか。

 

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