『鏡面堂の殺人/周木律』:特殊系館シリーズ第6弾♬

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個人的こんな方におススメ♬

こんにちは、RKOです。本日は周木律作「堂」シリーズ第6作、「鏡面堂の殺人」をご紹介します。超特殊建築物で発生する殺人事件を描いた「堂」シリーズ。毎回驚きの構造をした建築物が登場しますが、本作は「」をテーマとした建物です。最終作へ向けてラストスパートですね。

本シリーズは何回もお伝えしておりますが、第1作から順番通りに読まなければ楽しめなくなっております。特殊系館モノ好きな方は是非とも第1作のメフィスト賞受賞作、「眼球堂の殺人」から順にチェックしていただければと思います。

 

 

毎回驚きの建物トリックを披露してくれる本作ですが、本作もシリーズファンの期待を裏切らない作品に仕上がっております。

ズバリ、この作品は、

『本シリーズの最後がどうしても気になる』人向けです。

 

 

概要

異形の建築家が手掛けた初めての館、鏡面堂。すべての館の原型たる建物を訪れた百合子に、ある手配が手渡される。そこには、かつてここで起きたふたつの惨劇が記されていた。無明の闇に閉ざされた密室と消えた凶器。館に張り巡らされた罠とWHO、WHY、HOWの謎。原点の殺人は最後の事件へ繋がっていく!(「BOOK」データベースより)

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RKOの個人的おススメ指数

謎の素晴らしさ: B(毎回趣きが変わるところはいいですね)

文章構成: B(今回は手記を中心に進行します)

登場人物: B(日本の数学者はほぼ絶滅したのでは(笑))

読みやすさ: C(今回は特に難解な表現が多かった)

再読したい度: B(次作がシリーズ最終作です)

おススメ指数 B
彼らがどうなるのか気になりますね。最終作に期待です。

 

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感想

前作「教会堂の殺人」では、これまでのテンプレートを覆す衝撃の作品でしたが、本作では従来のシリーズに乗っ取り、建築物を中心とした本格派ミステリーを展開します。

「鏡面堂」という建物で過去に起きた殺人事件を、事件に居合わせた人物の手記を辿る形で宮司百合子が事件の解明に挑みます。そこに、天才数学者・善知鳥神(うとうかみ)と放浪の数学者・十和田只人がどう絡んでくるのかが本作の見どころでしょう。

本作でもしっかりと伏線が張り巡らされており、ちゃんと読むとトリックが自力で解明できるフェアなミステリーです。数学に関する議論を中心としながらも、理系ネタが苦手な方でも真相に辿りつくことができるようにトリックが設計されている点は素晴らしいと思います。

そして孤高の天才数学者・藤衛へと彼らは近づいていきます。彼らはどうやって藤衛に立ち向かうのか。大変気になるところです。シリーズ最終作1つ前の本作品は、堂シリーズの終結に向けて非常に重要な役割を担う作品となっています。

異様な建築物を舞台にした「堂」シリーズも次回が最終作です。もし本シリーズにご興味を持たれましたら必ず第1作の「眼球堂の殺人」からチェックしていただければと思います。

 

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