『こうして誰もいなくなった/有栖川有栖』:バラエティに富んだ短編集

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個人的こんな方におススメ♬

こんにちは、RKOです。本日は、2019年刊行、有栖川有栖作「こうして誰もいなくなった」をご紹介します。本作品は、タイトルが非常に魅力的である表題作を含む作品集です。

私自身も勘違いしていたのですが、本作は表題作「こうして誰もいなくなった」を含む中編・短編集です。短い作品であれば、3、4ページの作品もあり、表紙のイラストのようなおもちゃ箱のような作品集で、バラエティに富んだお得感のある作品でした。

表題作は、もちろんアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」のオマージュ作品。本ブログでも度々登場しておりますが、もし「そして誰もいなくなった」を未読の方は、是非ともこちらから読んでいただければ本作を更に楽しめるかと思います。

ズバリ、この作品は、

『バラエティに富んだ作品を色々楽しみたい』人向けです。

 

概要

あの名作『そして誰もいなくなった』を再解釈し、大胆かつ驚きに満ちたミステリに仕上げた表題作をはじめ、ラジオドラマ脚本として描かれ、小説としては世に出ていない掌編や、自殺志願者の恐怖と悔恨を描く傑作ホラー「劇的な幕切れ」、書店店長の名推理が痛快な日常ミステリ「本と謎の日々」など、一作たりとも読み逃せない名作揃い。有栖川有栖作家デビュー30周年記念を飾る、華麗なる傑作作品集!!(「BOOK」データベースより)

 

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RKOの個人的おススメ指数

謎の素晴らしさ: B(有栖版「そして誰もいなくなった」は楽しめました)

文章構成: ー(中編短編を織り交ぜたおもちゃ箱のような作品)

登場人物: B(短いものから長いものまで楽しめます)

読みやすさ: A(非常に読みやすく短編も面白い)

再読したい度: B(有栖川有栖ファンには必読作品)

おススメ指数 B
デビュー30周年おめでとうございます。

 

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感想

表題作の「こうして誰もいなくなった」はもちろんの事、本作は、明智小五郎と怪人二十面相が登場する「未来人F」、『不思議の国のアリス×鉄道』という以外な組み合わせの「線路の国のアリス」など、趣向を凝らした作品が多く収録されております。ミステリーではない作品も多いですが、ウェットに富んだ作品を通じて有栖川有栖先生の魅力を堪能することができます。

有栖川有栖先生のファンの方には存分に楽しめる作品です。一方で、有栖川有栖作品を未経験の方は、本作からではなく学生アリスシリーズの1作目である「月光ゲーム」から入っていただいた方が良いかもしれませんね。高クオリティのミステリーを堪能できるかと思います。

 

rko-book.com

 

有栖川有栖先生のデビュー30周年記念を飾る作品集。魅力的なタイトルと表紙に興味を惹かれる作品集ですが、中身もおもちゃ箱のようなバラエティに富んだ作品が収録されておりますので、興味を持たれた方は是非ともチェックされてはいかがでしょうか。

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