『月の扉/石持浅海』:神秘性と論理性を兼ね備えた不思議系ハイジャックミステリー♬

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個人的こんな方におススメ♬

こんにちは、RKOです。本日は石持浅海作「月の扉」をご紹介します。本作は、「このミステリーがすごい」2004年国内版第8位にランクインした作品です。

この作品の見どころは、ハイジャックされた飛行機内という”クローズドサークル(閉鎖された空間)”で発生した殺人事件です。主にハイジャック犯の視点で語られる為、「誰がやったのか?、何故やったのか?」と、事件の真相がどんどん知りたくなって気づいたら一気読みしてしまうというぐらい、楽しめる作品に仕上がっております。

そして、「月の扉」というハイジャックからは連想することができないタイトル。物語は全く想像できない着地点へと向かっていきます。

ズバリ、この作品は、

『一味違う幻想的なミステリーが読みたい』人向けです。

 

概要

沖縄・那覇空港で、乗客240名を乗せた旅客機がハイジャックされた。犯行グループ3人の要求は、那覇警察署に留置されている彼らの「師匠」を空港まで「連れてくること」。ところが、機内のトイレで乗客の一人が死体となって発見され、事態は一変―。極限の閉鎖状況で、スリリングな犯人探しが始まる。各種ランキングで上位を占めた超話題作が、ついに文庫化。(「BOOK」データベースより)

 

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RKOの個人的おススメ指数

謎の素晴らしさ: A(論理性の高いミステリー)

文章構成: A(ハイジャック犯視点で展開するのが面白い)

登場人物: B(探偵役の乗客・座間味くんが良い味を出してます)

読みやすさ: S(とても読みやすく、飛行機内の雰囲気が掴めます)

再読したい度: B(座間味くんはシリーズとして続きます)

おススメ指数 A
不思議な雰囲気を醸し出した他にはないミステリーでした。

 

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感想

本作は、飛行機のハイジャックというクローズドサークルで起きる殺人事件をハイジャック犯の視点から描いているという特殊条件下のミステリーです。ハイジャック犯達はその場にたまたま居合わせた沖縄県座間味村Tシャツを着た男「通称・座間味くん」に推理を依頼します。巻き込まれた座間味くんはハイジャックされた機内という極限状況の中で捜査を行っていきます。

まず、設定が面白いので、どんどん惹きこまれます。ハイジャック犯の目的は、数日前に逮捕された「師匠」と慕う人物を「連れてくること。ハイジャック犯3人の真の目的は何なのか?殺人事件は何故起きたのか?誰がやったのか?謎が謎を呼び、続きが気になって仕方なくなる作品です。

そして、探偵役の座間味くん。座間味くんは仮名であり、たまたま沖縄県座間味村Tシャツを着ているという理由でハイジャック犯から座間味くんと呼ばれているだけなんですが、彼の登場がこの作品を一層面白くしていきます。ちなみに座間味くんは「座間味くんシリーズ」として本作以降も登場します。

果たして座間味くんは事件の真相に辿り着くのか、ハイジャック犯の真の目的は何なのか、タイトルの「月の扉」の意味とは。気になって仕方がないという方は是非とも本作を手に取ってみてください。

 

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